Sep 04, 2009

お金も心も大変な不妊治療

不妊治療をしている人は多いと思います。私も短い期間だったが、経験があります。友達も何人かの不妊治療経験のある人がいます。不妊治療は、心も大変ですが、お金もかかるので、さらに困難です。お金をかけないと、妊娠を保証するものではなく、金銭的な問題、不妊治療をできない人もいるかもしれません。もっと安くならないものでしょうか。
不妊相談を受けることができればいいなと思っています。結婚して2年が経ちました。こともあって、夫婦共働きです。熱心にしていますが、なかなか子供ができず、周囲にも促している毎日です。不妊治療も考えていますが、ここで不妊治療を受けていいかも知らずに、不妊の相談を受けてくれるような友人や知っている人も周りにいません。。どうすればよいか。途方にくれてしまいました。夫婦間では見てもいいと思いますが、どうしても早急になります。 2年たっても子供ができない不妊ということですか?
 ちきりんは旅行先でとった写真をPhotoshopで加工し、「旅行のまとめ写真集」を自分で作って保存しています。また、気に入った写真にメッセージを入れて、オリジナルの暑中見舞い葉書などを作ることもあります。

【ちきりんの“社会派”で行こう!:メンテビジネスはおいしい】

 葉書として送るためにプリントする際は、家庭用のインクジェットプリンタで“高画質印刷”をするわけですが、たかだか2万円もしないプリンタなのに本当にキレイに印刷できて感激します。

 ただ、高画質で印刷すると、インクがすぐになくなるんですよね。ちきりん家のプリンタのインクタンクは黒、赤、青、黄の4種に分かれていて、替えのインクタンクは純正品だと1種類が800円です(家電量販店での値段なので定価は1000円くらいでしょう)。4種類全部替えると3200円です。

 これ、インクを6回替えたら、プリンタ本体が買える値段になります。プリンタの値段は2万円弱なので、メーカーはこちらでは利益が出ていないのでしょう。彼らは最初からインクでもうけるつもりなのだと思います。

 ですが、インクが高いと思う人はたくさんいるため、安い詰め替え用インクがサードパーティ(プリンタメーカーとは無関係の会社)から発売されています。一番安いのはインクを詰め替えるタイプのものなのですが、コレがめんどうな商品です。手がインクだらけになるんです……。

 「ちきりんが不器用だから」という理由もありますが、根本的な原因は、プリンタメーカーがインクタンクを(わざと)“詰め替え”が難しいように作っているからでしょう。

 プリンタメーカーとしては、(純正インクでもうけようと思っているのに)ほかの会社にそんなものを売ってほしくありません。「勝手に余計なモンを作るな!」って感じです。実際、一部の詰め替えインク製造会社には訴訟を起こしているようです。

 ちきりんは毎回、手をインクだらけにしながら思います。「企業の戦略って、時に消費者に意地悪だよね」、と。

●“1円入札”が生まれるワケ

 このように「最初のハードは格安で売り、メンテや補充品はすごく高い。そっちでもうける」という商品はよくあります。最初にこういうもうけ方を思い付いた人は本当にエライですね。

 以前よく問題になった、役所などのシステム構築費の“1円入札”もその1つです。とりあえず最初のシステムだけ落札できれば、翌年からの拡張費やアップグレード費用はすべて自社が独占できるので、入札価格1円などというめちゃくちゃなことが起こるのです。

 そのほかに有名なのは、エレベーターです。マンションにお住まいのみなさん、エレベーターってやたらと点検していませんか? マンションもオフィスビルも、エレベーターは一度設置したらあとは何十年も取り替えません。なのでビルを建てる最初に自社エレベーターを選んでもらえれば、向こう40〜50年も「メンテの仕事は独占」できます。

 詰め替え用インクと違って命にかかわる商品なので、関係のない会社が「見よう見まねでメンテする」のは難しいし、ビル管理側もできれば作った会社の系列会社にメンテしてほしいですよね。というわけで、一度“箱”が売れたら、向こう40年分のメンテ料金が「他社との競合なしに受注できる」なら、最初の“箱”は「少々安くしてもとにかく売れ!」ということになります。

●国家資格もメンテビジネス

 もう1つ、事実上「メンテでもうける」形になっているのが、「国家資格ビジネス」です。民間が主導して始まった資格でも、国家資格に認定されると応募者がケタ違いに増えるため、資格の多くが「国家資格化」を目指します。

 それらの資格をとるには、もちろん受験料もかかりますが、合格後にも資格を維持するために毎年、年会費がかかるものも多いです。30歳で資格をとった人が60歳までその資格を維持してくれたら、資格の主催団体には30年間毎年、年会費収入が入ってくるわけです。

 人気資格ではこれが相当な額になります。しかも、そんなに集めたお金をいったい何に使っているのでしょう? 実際には1年に1度、会員名簿を更新するくらいで、後はほとんどまともに活動していないところも多く、「国家資格のメンテ」は本当においしいビジネスになっています。

 特に合格が難しい資格ほど、「せっかく苦労してとった資格だから、(たとえ自分の今の職業にまったく関係なくても)失効させたくない!」という思いが強くなります。そして多くの人が、決して安くない年会費をせっせと払ってくれるのです。資格の累積保有者数が多い団体の場合、この額は驚くような規模になっています。

 そしてそういう団体には「資格を国家資格に認定してくれた霞ヶ関の担当官庁」の人が天下っています。みんなが払う年会費の使い道の一部が、そういう人の年収や(その人の人生における)何度目かの退職金になるというわけです。

 特に使っていない資格の年会費をずっと払っている人は、よく考えた方がいいと思います。その資格、本当に必要ですか? 国家資格までメンテビジネスでもうける時代です。

 そんじゃーね。

(ちきりん)


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